「仕事が好き」or「職場が好き」離職率が低いのはどっち?

人事評価制度

好きなことを仕事にできれば幸せな人生を送れるはずだ、と考えている人はきっと多いでしょう。

好きでもない仕事、人がやりたがらない仕事に就き、生活のために仕方なく働いている人も大勢いる中で、好きなことを仕事にできている人は幸せなことでしょう。

しかし、好きなことを仕事にしたのに退職を考える人や、好きでもない仕事に就いたのに勤続年数の長い人もいます。この違いはいったいどこから来るのでしょうか。

本記事では離職に繋がる幸福度や不満についてご紹介します。ぜひ人事評価や採用をする上で参考にしてください。

4つのタイプで見る幸福度と離職率の関連性


引用:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/10093.html

エン転職で行われたアンケートによると、退職を考えたきっかけのトップ5は、「給与・評価・残業・将来性・人間関係」で、仕事のやりがいや具体的な仕事内容よりも、職場の待遇や働き方に不満があって退職を考える人の方が多いという結果が出ています。

人事担当者・管理職の皆様には、仕事が好きでも職場が好きでなければ離職率が高まる点に注意が必要です。
「仕事が好きor嫌い」と「職場が好きor嫌い」の組み合わせによる4つのタイプで見た時の、幸福度と離職率の関連性をまとめました。

①仕事が好き×職場が好き【幸福度高い・離職率低い】
 好きな仕事に就き、職場が好きだと思えているのは、まさに理想的です。当然ながら、4つの組み合わせのうち、幸福度は最も高くなります。そして、離職率も低いです。
家庭の事情や健康上の問題などが発生しない限り、自分から辞めたいと思う理由はない状態だと言えます。

②仕事が嫌い×職場が好き【幸福度やや高い・離職率やや低い】

 自分が担当している仕事内容が嫌いだとしても、待遇や評価への不満が特になく、良好な人間関係が築けていれば、幸福度は上がります。そのため、離職率はさほど高くはなりません。もともと仕事に過度な期待を持たず、生活のための手段だと割り切っている人ほど、その傾向は顕著です。

③職場が嫌い×仕事が好き【幸福度やや低い・離職率やや高い】

 好きな仕事をしていても、職場が好きになれず不満を抱えている場合、幸福度は大きく下がります。営業、企画マーケティング、製造、設計、経理、接客販売など、他の会社でも同じ職種は多々あります。今いる職場に未練がなければ、他の環境で働きたいと考えるのは自然な流れであり、退職へと気持ちが傾きがちです。

④仕事が嫌い×職場が嫌い【幸福度低い・離職率高い】

 仕事も職場も嫌いな場合は、まさに不満だらけの状態です。当然ながら幸福度は低く、離職率は4つの組み合わせのうち最も高くなります。逆の見方をすると、何がその人を繋ぎ止めているのかに着目することで、離職率を下げられるかもしれません。

「仕事は好きで職場が嫌い」な状態は危険

いま自分が担当している仕事は好きなのに、職場が嫌いな状態の従業員は、離職率がやや高くなっています。そう遠くないうちに、退職したいと切り出してこられる可能性も考えられ、人事担当者・管理職にとっては好ましくない危険な状態です。
本人の努力と縁や運にも恵まれ、幸運にも好きな仕事に就けた人であっても、日々の仕事の中には「好きの中にも必ず存在する嫌い」が含まれています。

好きだったはずの仕事の中に嫌い要素が大きくなると、やがて仕事も職場も両方嫌いな状態になります。

なぜ職場が嫌いになるのか

そもそも、人はなぜ職場が嫌いになるのでしょうか?
個々の職場に特有の事情はともかくとして、一般的に次のような理由が挙げられます。

人間関係の悩み

・そりの合わない同僚や部下
・パワハラ上司がいる
・派閥争いに巻き込まれる
・噂話の輪に入るのが苦痛

など、毎日長い時間を一緒に過ごす人間関係にストレスがあると、仕事は好きでも職場が嫌いになってしまいます。ひどい場合は、心身に不調をきたすこともあるでしょう。

残業の多さ

慢性的に人手不足の会社にありがちな、残業時間の多さから職場を嫌いになる人は多いです。残業代が適正に支給されていたとしても、拘束時間が長くなれば心身の疲れは蓄積していきます。

どれだけ好きな仕事であっても、余暇に好きなことをする気力や体力が残らないほど疲弊する状態が続くと、「今後もこの会社にいていいのか?」といったことを考えるようになります。

ミスが許されない

仕事上でミスをすることは誰しもあります。ミスを執拗に追及したり、責任転嫁してくるような上司がいたら、過度なプレッシャーで萎縮してしまい、のびのびと仕事はできません。

新たなチャレンジをする意欲も失われ、嫌気がさしてきます。

正当な評価をされない

自分の貢献が評価されないと感じると、職場が嫌いになります。結果を残していない同僚が評価をされ、結果を出している自分が評価されない、同じ評価といったことがあれば、やる気が失われます。上司との相性が悪い場合によく見られる傾向です。

不本意な人事異動

自分の適性に合わない業務、家庭の事情を考慮してもらえない転勤といった人事異動があった場合、その異動を機に、職場が嫌いになる人は珍しくありません。

離職率の低下は、職場の好き嫌いにあり

せっかく好きな仕事に就けても、いったん職場を嫌いになってしまうと、人は退職を考えるようになります。

一方で、仕事の内容自体はそこまで好きではなかった人でも、職場を好きになってもらえれば、従業員の離職率はグンと下がります。

人間関係の良い職場に共通する特徴として、次の4つが重要なポイントです。

①社内で気持ちよく挨拶が交わされている
 挨拶はコミュニケーションの基本です。笑顔で挨拶をし合える環境は欠かせません。

②上司の人柄が良く、関係性が良好
 上司の日々の対応や仕事の進め方で関係性は変化します。指示の出し方が的確で、公平な評価が行われていれば、良好な関係性が生まれます。

③相談しやすい仕組み
 定期的な面談やアンケートなど、日頃から相談しやすい仕組みを用意されていると、従業員が不満を溜め込んで退職するリスクは低下します。

④失敗が認められる心理的な安全性
 心理的な安全性が高い職場環境では、失敗を恐れず積極的にチャレンジできます。失敗からの学びをチームで報告・共有し次に活かしていく風土は、個人の幸福度を高めるだけでなく、業績アップにも繋がります。

まとめ

職場に良い友人や仕事仲間、尊敬できる上司がいることで人生の幸福度が大きく上がります。仕事を通してお互いを尊重し、協力しながら成長し合える良好な人間関係を築ければ、一日の大半を過ごす仕事の時間が楽しく充実します。


何をするかも大切ですが、誰とどこでするかも重要です。

なんとなく入った会社だったけれど、この会社の人たちが好きだから頑張れる。
従業員にそう思ってもらえる会社を実現していきましょう。

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