優秀な人材ほど早く辞めていくのを防ぐためには?退職を防ぎ、長く働いてもらうために必要な職場環境について

人材と人財

仕事ができて、上司の信頼が厚く、部下からも同僚からも一目置かれる将来期待の人材、みなさんの会社にもいますよね。ただ、そうした優秀な人材は往々にしてキャリアアップを求め、あるいは会社に見切りをつけて、突然退職していきます。そういった人たちを繋ぎ止めるために、はたまたはそうした人材を生み出すために何が必要か、ご紹介したいと思います。

優秀な人材は合理的な決断がなされる会社を好む

説明がつかない不合理な業務は退職につながる

なによりもまず、優秀な人材は合理的な判断、決断がなされる会社を好みます。逆に理不尽な決定や、説明のつかない業務を行うことを敬遠する傾向にあります。

なぜ優秀な人材は合理的な判断を好むのでしょうか?

優秀な人材(=結果を出す人、パフォーマンスが高い人と定義)は物事を構造的に、俯瞰的な視点を持ちつつ、最短距離で結果を出すにはどうしたらいいか、パフォーマンスを最大限出すことを追求します。

したがって、結果を出すためには合理的な判断を行うことが当たり前であり、不合理かつ説明のつかない業務を行うことをひどく嫌います。普通に考えても、なぜこれをやる必要があるのか、説明のつかない決断ばかり行われている組織では優秀な人材はついてきませんよね。

みなさまの会社ではいかがでしょうか。

気合や根性は時代遅れ、退職を避けるためには理不尽は最小限に

気合や根性といった情熱や込み上げてくる熱い思いを全否定するわけではありません。結果を出すためのラストワンマイルは往々にして最後は気持ち、というのは優秀な人材でも同じです。

ただし、ラストワンマイルに至るまでのプロセスに最初から気合や根性論ばかりを持ち出されてもついてきません。なぜその方法が最適か、納得感を理解することでその後の業務に集中力を発揮し、コミットできるようになるのです。理不尽で説明のつかないことが横行していないか、自社を振り返ってみると意外にもそういった慣習が残っているかもしれません。

社員の裁量が大きいかどうかも優秀な人材の退職を防ぐポイント

実力がない上司が幅を聞かせていないか

中学や高校で経験のある方もいらっしゃると思います。年次が一つ上なだけで実力もないのに偉そうにし、先輩風を吹かせている人はいませんでしたでしょうか。会社でも同様です。実力ではなく、先輩だから、上司だからという理由で優秀な人材の能力を活かしきれていない組織が多々存在します。

そうした組織では優秀な人材の能力が活かされませんし、彼らはモチベーションを失ってしまうでしょう。優秀な人材であればあるほど勝手に成長していきますし、裁量を与え、仕事をどんどん任せてみるといいでしょう。壁にぶち当たった時に初めて寄り添い、背中を押して成長を促すような環境を提供すべきです。

キャリアパスが見えない会社では優秀な社員が退職していく

裁量のある仕事を任せ、仕事にやりがいがあれば、優秀な人材は驚くべきスピードで成長していき、あなたの会社のエースになってくれるでしょう。

そうした優秀な人材は昇進し部下を持ち、あるいは海外赴任をし、あるいは新規事業を担当させるなど、能力を遺憾なく発揮できる環境を提供する必要があるでしょう。優秀な人材が魅力に感じるキャリアパスが社内になければ、優秀な人材は外の世界に目を向けるでしょう。

優秀な人材は自社に留まらずとも、他社からも評価されやすく、実力でいい条件で転職できます。キャリアパスを提示し、優秀な人材が魅力に感じる職場作りが必要です。

優秀な人材の退職を防ぐためには

優秀な人材は退職するもの

ここまで優秀な人材をつなぎ止めるための職場環境や条件に触れてきましたが、優秀な人材はそれでもやはり退職するものです。

皆さんの会社がそれこそ年収ランキングの上位にいる会社や、先進的なサービスを提供する超有望な会社であっても、それでも彼らは挑戦を求め退職していきます。したがって、優秀な人材は退職するもの、と割り切った上でどうするかを考えるかが重要です。

会社の制度や仕組みを整え、優秀な人材の顔色ばかり伺うことはやめる

前提として会社の制度や仕組み、この場合は職場環境や昇進条件や評価制度の明確化など、優秀な人材に限らず、社員が長く働きたいと思える環境を提供する必要があります。

すると、普通の社員だと思っていた人が成長を続け、優秀な社員にいつの間にかなっていくのです。これは運などではなく、会社の努力で優秀な人材を生み出すことができるようになる、ということです。優秀な人材はどこへ行っても優秀な確率がありますので、何とかつなぎ止めるのではなく、今いる普通の社員から、あなたの会社の次世代の優秀な人材を生み出すことに注力しましょう。

まとめ:優秀な人材の退職は避けられない場合の打ち手

長く働きたいと思える環境を整える(年収、福利厚生、キャリアパス)

優秀な人材が長く働く環境について触れてきましたが、まずは、会社として年収や福利厚生など、企業努力で改善できることはできるだけ実施し、優秀な社員が快適に活躍できる環境を整えましょう。

そして、キャリアパスを描ける環境や、やりがいのある環境を準備し、正しい評価制度を作り、理不尽や非合理な決定が行われないよう、健全な職場環境、人材教育をしてくことが重要です。

人材の流動性は自然な流れ 優秀な社員を生み出すサイクルを作る

それでも人材は流動していきます。悲しいことに優秀な人材は退職していってしまうのです。それを理解した上で、あなたの会社にとって大切な人材となる社員を生み出すサイクルを作り出すのです。

あなたの会社で活躍できる人材とはどんな人材ですか、その人材はどういった能力が高いか、能力を高めるためにはどんな研修を実施すべきか、等々考えること、やるべきことはたくさんあります。

優秀な人材は流量性がとても高いです。人材の流動性を理解した上で、優秀な人材をつなぎ止めることばかりに注力するのではなく、今いる会社の社員から優秀な社員を生み出していける組織作りに注力していくことが非常に重要です。

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