共感される経営理念の作り方/わかりやすく浸透しやすいビジョン

組織論

経営理念は、会社を運営する上で重要なものとされています。一定以上の業績を上げている企業の多くが、経営理念を掲げているということからもその重要性がわかります。

そこで当記事では、経営理念の要素と作る際とポイント、経営理念を持つことのメリットをご紹介します。

そもそも経営理念とは

会社にとっての経営理念は、そこで働くすべての人にとって進むべき方向を知る大切な道しるべです。ただ「売り上げを伸ばす」では漠然としすぎていますし、各々がまとまらず具体的に進む方向を見失ってしまいます。

似たような要素に社訓や社是がありますが、会社組織が一体となって「具体的に進んでいく」ためには経営理念は非常に大切ということになるのです。

経営理念の4つの要素

形としてのルールがあるわけではありませんが、多くの企業が掲げる経営理念は3~4つの要素で構成されています。それはミッション、ビジョン、バリューです。まずは抑えるべき大切な要素を抽出し、各々の要素を深掘りして組み立てていきましょう。

ミッションは自分の会社が存在し、自分たちが「世の中にすべきことは何か」という要素です。会社が世の中にもたらす任務を明確にすることで社員にとっての具体的な行動指針になります。

ミッションを使命や、進むべき指針とした場合にたどり着く目的地がビジョンです。「こういう会社を目指したい」日々の中で行う「こういう会社でありたい」とは少し異なり、いまとは違う未来に目指すべき姿という意味合いがあります。

企業理念において、バリューは価値観・判断基準を表しています。ビジョンを踏まえたミッションによって「何を生み出せるのか」という価値が明確になります。社員が仕事をする上で「どのような価値観で行動し、ビジョンに向かっていくのか」という原点回帰の指針となるものです。

経営理念は、作ることではなく業績や価値を高めることを目的に作るものです。ミッション+ビジョン+バリューで構成されることが多い経営理念ですが、ルールではありませんので必要であれば独自の要素を追加しても良いでしょう。

「具体的な行動指針」など、社外にも明確化できるオリジナルな要素は会社にとって独自の個性にもなります。

経営理念の作り方

作っただけで忘れられてしまう理念よりも、常に社員が同じ方向に進むことができる内容が理想です。さらに、将来への重要な道しるべでもあるので、他社を真似ただけやテンプレートよりも会社独自の経営理念をしっかりと作り込みましょう。

まず、以下のような順番で進めていきます。

①理念を作るための材料を集める

②集めた材料をもとに作り上げる

経営理念は作り方だけでなく、理念を構成する材料(要素)が重要になります。

将来的に実現したい願望

漠然としたもの(自分のメリット)から、意義のあると思える願望(世の中のメリット)まで、思いつくままに抽出します。この2つのメリットが共通する願望が理想の材料としておすすめです。

・どんな会社にしたいか

・社会にどう貢献したいか

・自分がどう在りたいか

・社員にどうなって欲しいのか

大きな指針に役立てるため、理想論ではなく正直な気持ちで材料を用意しましょう。

会社を存在させたい理由

儲けたい・稼ぎたいではなく、なぜ自分の会社を存在させたいのかを考えます。世の中にはすでに多くの会社があるわけですから、あえて自分の会社が必要な理由を明確にします。

例:

・他にはないサービスを提供できる

・同じ業界内で勝てる要因を持っている

・今までにない雇用形態が人に喜ばれる

経営理念に正解はありませんので、思いつくままに書き出してみてください。

やらないことを決める

経営理念を作る場合、やりたいことを決めるという作業が一般的ですが、もうひとつおすすめの思考法があります。

「やらないことを決める」

やることを決めるといっても、なかなか考えがまとまらないことがあります。その一方で、やらないこと=嫌なこととして素直に湧いてくることが多く、やらないことの逆がやりたいことにつながるのです。

・お客様に損をさせて利益を得ない

→お客様や取引先にもメリットを感じてもらう。

・良いもの(サービス)を値下げで売らない

→価格が商品の価値になってしまうため内容で勝負する。

・社員を代替可能という扱いをしない

→一人一人の人材育成に目を向ける。

上記、例のようにやりたくないこと・避けたいことの逆説的な発想も経営理念の素晴らしい材料になります。

作るうえでのポイント

経営理念は大きな方向性を明確にするものであり、社外への体面を考えて作るものではありません。もちろん、思ってもいない理想論を掲げても浸透せず形だけの理念になってしまいます。

作り方のポイントとしては、社長から社員まですべての人が理解し、手を組めるような理念が理想です。

共感される内容にする

テンプレートを使っただけのような内容、または形だけのきれいごとでは社員からの共感は得られません。会社が進むべき方向性を示す土台となるのですから、経営側が本気で「どうしたい」かを明確にしましょう。

・こうありたいという素直な内容

・社員の意見を吸い上げてすり合わせる

・他社の経営理念を参考にしてみる

社会からの共感も大切ですが、社内で共感できる内容にすることが最重要です。

理解しやすい内容にする

経営理念は社内が一体となるという目的があります。最も大切なことは以下のような理念です。

・理念の要素だけでも意味がわかる

・業務に沿った理念になっている

・簡単な表現で誰もが覚えやすい

見た目に格好良い、または世間的にウケが良い必要もありません。社長から社員まで誰もがわかりやすく、シンプルな表現が共感へとつながります。

完成後も必要なら作り直す

経営理念は完成した後も必要に応じて作り変えられるものです。

いったんは形にしたものの不十分であったり、さらに目指すべき理念が現れたりと、改良点が見つかる場合もあります。また経済や社会情勢の変化などの外的要因によって作り変える必要が出てくることもあるでしょう。

必要だと感じたタイミングで、より自社にとって必要な理念に作り変えることも大切です。

共感される経営理念の作り方「まとめ」

いかがだったでしょうか。より良い経営理念を作るうえでのポイントをご紹介しました。理念を作るための材料を集め、その材料をもとに作り上げる。材料の選択が理念にとって重要になります。

ぜひ当記事を参考していただき、社内が一丸となり同じ方向に進む経営理念を作ってみてください。

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